AHPC会長 新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

日頃より、802.11ah(Wi-Fi HaLow)の普及と事業化に向けたAHPCの活動に、格別のご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

昨年を振り返りますと、AHPCにとって大きな節目となる一年でした。運営基盤の強化を目的とした会費有料化への移行をはじめ、920MHz帯におけるWi-Fi HaLowの普及拡大に向けた具体的な取り組みが着実に前進しました。また、850MHz帯に関する技術基準の検討およびパブリックコメントへの対応を通じて、将来の本格展開を見据えた制度面での重要な議論にも主体的に関与することができました。

国際連携の面では、COMPUTEX期間中にCIATとの共同ワークショップ・フォーラムを開催し、台湾企業との連携を一層深めるとともに、ワイヤレスジャパンへの出展を通じて、国内外に向けた情報発信と認知向上を図りました。さらに、850MHz帯を見据えた台湾トライアルの準備も進み、技術検証から実ビジネスへとつながる具体的な道筋が見え始めています。これらの取り組みは、短期的な成果にとどまらず、AHPCが将来にわたって自律的に活動を継続し、次の世代へと確実につないでいくための基盤づくりでもあると考えています。これらすべては、会員各社ならびに関係機関の皆様のご協力の賜物であり、改めて深く感謝申し上げます。

本年は、これまで積み上げてきた取り組みを確かな形にし、Wi-Fi HaLowを「使われる技術」「選ばれるビジネス」として社会に定着させる一年にしたいと考えています。920MHz帯での実装・導入事例の拡大、850MHz帯の将来展開を見据えた活動の加速、CIATをはじめとする海外パートナーとの連携強化、そしてνLabを活用した実践的な情報発信と人材育成など、活動の質と量の両面での充実を目指してまいります。

AHPCは、会員の皆様が主役となり、新たな市場とエコシステムを共に創り上げていくための「場」として、今後もその役割を進化させていきたいと考えています。本年は、これまでの活動の成果を確かな形として残すと同時に、AHPCの次のステージを見据えた取り組みも意識しながら、皆様と共に歩んでいく一年にしたいと考えております。

本年が皆様にとって実り多い一年となりますことを心より祈念するとともに、引き続きAHPCの活動へのご理解とご参画を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


802.11ah推進協議会(AHPC)
会長 小林 忠男